動物研究センターは昭和三三年四月に医学部一号館四階に動物飼育室が設置されてから平成二五年で五五周年を迎える。
それ以前は二号館前に簡易な動物舎が建てられ、中動物が飼育されており、また五号館屋上や階段下等のスペースを利用して二・三の講座で独自に小動物を飼育管理し、実験に使用していた。 動物飼育室設置により、中動物から小動物まで一ヶ所で飼育管理されるようになった。昭和四〇年歯学部発足とともに、歯学部B棟屋上に中動物室が増設され、昭和四二年には歯学部A棟屋上に小動物室が増設された。昭和五一年医学部三・四号館の新築に伴い、地階に空調設備の完備した小動物室が完成した。さらに、昭和五六年には歯学部の大学院設置に伴いA棟及びB棟の動物室が全面的に改築された。
 
 平成三年一月一日から名称が岩手医科大学動物実験センターに改められ、それに伴いセンター運営委員会が発足した。また、動物実験委員会が「岩手医科大学動物実験指針」(平成三年一〇月より施行)を重視し、動物実験計画書の審議や実験者に対して適切な指導をする機関として平成三年一一月に発足した。初代センター長は佐藤俊一教授(元学長)。二代目樫本威志教授(元薬理学教授)在任中、平成七年四月に動物実験センターの円滑な運営と適切な動物実験を行うために第一回目の動物実験講習会を開催した。三代目センター長は佐藤成大教授(前感染症学・免疫学分野教授)。
 
 平成一〇年,医学部三・四号館地下の施設内に遺伝子改変動物の飼育・実験を行う施設として、P2レベルの動物飼育室が完成した。

 平成一一年、それまでセンター機構に組み込まれていなかった歯学部A棟動物室がセンター機構に取り込まれ、飼育管理業務の提供を受けることになった。平成一七年より業務内容を一部変更し、マウス・ラットなど小動物についてはこれまで運用されていた歯学部A棟動物室を閉鎖し、医学部三・四号館地下施設で集中的に飼育管理することとした。平成一八年四月より遠山稿二郎教授(前超微形態科学研究部門教授)が四代目センター長を務め、平成二三年二月には大学の総合移転事業に伴い矢巾キャンパスに鉄筋コンクリート造の地上三階建、延べ床面積一七〇七.四平米の新施設が竣工した。平成二一年四月より五年間、花木賢一准教授(実験動物医学研究部門准教授)が二代目動物研究センター長を務めた。平成二七年四月より三部篤教授(薬剤治療学講座教授)がセンター長を務めている。センターには技術員が常在しており、教育・研究支援業務、実験動物の飼育管理業務を行っている。

 「動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律」(平成一七年六月)施行に伴い、「岩手医科大学動物実験指針」を廃止し、「岩手医科大学動物実験規程」として平成一九年四月より施行された。

沿革


沿革
昭和三三年
   医学部一号館四階に動物飼育室が設置される。
昭和四二年
   歯学部A棟屋上に小動物室を増設。
昭和五一年
   医学部地下に空調設備を完備した小動物室が完成。
昭和六三年
   動物実験施設運営委員会が発足。
平成三年
   名称が岩手医科大学動物実験センターに改められ、センター運営委員会が発足。
平成十年
   P2レベルの動物飼育室が完成。
平成十一年

   歯学部A棟動物室がセンター機構に取り込まれ、飼育管理業務の提 供を受けることになる。

平成十七年
   歯学部A棟動物室を閉鎖し、医学部三・四号館地下施設で集中的に飼育管理することとした。
平成十九年
   岩手医科大学動物実験規程が四月より施行された。
平成二三年
   矢巾キャンパス移転に伴い新施設が竣工。
平成二三年
   動物研究センターへと名称変更。